リフォーム・リノベーション+中古物件を買うときの流れとは?
新築戸建て・新築マンションで希望どおりの物件を見つけられないという人は、中古戸建て・中古マンションを購入し、リフォームやリノベーションをするという選択肢を検討してみるのもひとつの方法です。
この記事では、中古物件をリフォーム・リノベーションする前提で購入するときの流れをご説明します。
目次
- ○ 1.不動産会社を選びます
- ○ 2.物件を探します
- ・内見は不動産会社の担当者に相談するのがベスト
- ・マンションの管理規約をチェックしておく
- ○ 3.住宅ローン選びとリフォーム見積もり
- ・住宅ローンを選ぶ
- ・リフォーム費用の見積もりを取りながら計画を固める
- ○ 4.売買契約・引き渡し
- ○ 5.リフォーム・リノベーション工事開始
- ○ まとめ
1.不動産会社を選びます
中古物件の購入とリフォーム・リノベーションを一緒に検討する場合、不動産会社とリフォーム会社を別々に選ぶ方法だけでなく、両方をまとめて任せられる不動産会社を見つけるという選択肢もあります。
手続きのスムーズさを考えれば、はじめから物件探しとリフォームを同じ窓口で対応してくれる会社を選ぶのがおすすめです。
特に中古マンションの場合は「建物の構造や管理規約、使用細則によって思いどおりのプランを実現できない可能性がある」という点に注意が必要です。
たとえば「配管の仕組み上、水回りの配置を変えられない」「管理規約などで床材の遮音等級の指定がある」「上下左右の隣人の承諾が必要」などの制約が生まれることもあるのです。
このように、買い手個人では判断が難しいポイントが多いため、リフォームに強い不動産会社に物件探しからサポートしてもらう方が安心といえます。
2.物件を探します
どの不動産会社にするか決めた後は、物件を探します。ここでは、物件探しのポイントをひとつずつ解説します。
内見は不動産会社の担当者に相談するのがベスト
中古物件の売買では、内見の段階でまだ売主が入居中であるケースがあります。内見は不動産会社に間に入ってもらい、売主との予定をすり合わせて予約を取る必要があります。
また、不動産会社の担当者には、その物件の築年数や管理状況、近隣に関しても情報を確認してもらいましょう。分からない点があれば、必要に応じて売主に確認を取ってくれるので、遠慮なく相談しましょう。
中古物件を選ぶのに気をつけたいのが耐震性や立地環境など、リフォームでは変えられない部分です。こうした要素は生活に大きな影響を与えるポイントなので、必ず不動産会社に確認しましょう。
マンションの管理規約をチェックしておく
マンションを購入するときには「管理規約」や「使用細則」にも細かく目を通しておくことが大切です。
物件によっては、リフォームの制限や条件が設けられていることもあるので、希望する施工を実現できるかどうかの判断基準になります。
管理規約や使用細則は、不動産会社を通じて取り寄せることができます。その物件がどこまでリフォーム・リノベーションできるのか、あらかじめチェックしたうえでプランを検討しましょう。
3.住宅ローン選びとリフォーム見積もり
購入する物件が決まったら、購入する為の住宅ローンの相談とリフォームする際の具体的な相談へと移ります。
住宅ローンを選ぶ
リフォームのローンは、住宅ローンよりも金利が高く設定されるため、資金計画を立てる際には前提としてその点を理解しておきましょう。
しかし、中古物件の購入とリフォームを同時に行う場合、2つの費用をまとめて借りられる住宅ローンがあり、低金利で借りることが可能となります。
別々に借り入れるよりも金利がお得になるケースが多いので、利用したい金融機関が扱っているかどうかを事前にチェックしておくといいでしょう。
リフォーム費用の見積もりを取りながら計画を固める
まずは、住みたい理想の住環境から、リフォームの計画を明確にしていきます。リフォームの担当者に同行してもらい、施工に必要な費用の見積もりを出してもらいながら、具体的な計画を立てていきましょう。
現状の把握をきちんとしておくと、具体的にどこをリフォームすればいいのかの判断がしやすくなります。
4.売買契約・引き渡し
リフォームは引き渡し後にスタートとなるため、中古物件を購入して入居する場合に比べると、スケジュールはゆとりを持たせておく必要があります。
購入手続きにつまずいてしまうと、リフォーム工事の着手も先延ばしになるため、審査や契約に必要な書類は不動産会社に確認し、漏れなく用意しましょう。
5.リフォーム・リノベーション工事開始
リフォーム・リノベーションが着工されてからは、基本的な工程は依頼している施工会社にお願いすることになるため、施工主本人がすべきことはほとんどありません。
もし、プランの変更・追加があるときには、リフォームの担当者へ連絡しましょう。
まとめ
リフォームやリノベーションを前提に中古マンションを探すなら、リフォームに強い不動産会社へ相談するのがおすすめです。
希望するリフォームプランが実現できるかどうかを含めて、専門的な観点から物件選びをサポートしてもらえるため、自分で探すよりも安心感があります。